カビ対策・中古マンション総合リフォーム

北側のお部屋2部屋の躯体壁、下の方にかなりカビが生えていました。
カビが生えていた壁のボードは撤去して張替えました。
大建工業の調湿壁材さらりあーとを貼ることをお勧めして張りました。
各部屋とも2面張りました。

ダイニングも窓のある壁にカビが生えていたので、そこはデザイン性のよいエコカラットをお勧めしました。
エコカラットはさらりあーとよりお値段がお高いのでダイニングのみエコカラットにしました。

キッチンはご予算との兼ね合いもあり、下台のみ取り換えました。（吊戸棚、レンジフード既存（最近取り換え済み）、カップボード既存）タイルも既存のままです。
もともとのキッチンと似たような赤い色をお選びしたので、違和感はないです。

ユニットバスはお掃除が楽なように、ミラーや小物入れなどは付けずシンプルなデザインにしました。
洗面所から入る時の段差がかなりあったのですが、低く設置できたのでだいぶ段差がなくなりました。

洗面台はもともとのサイズがマンションオーダーサイズで既成サイズではないサイズでした。
壁との間に隙間ができてしまうので、ジャストサイズにするために壁を少しふかして造作しました。
洗面横の収納は既存利用されたいとのことでそのまま残しました。

和室の床を畳からフローリングにする場合は全体的に洋室にすることが多いのですが、今回は床だけをフローリングにするので工夫が必要でした。

畳の厚みは50ミリ位ありますが、防音フローリングは15ミリ位しかないです。
障子と襖の敷居と床の隙間がフローリングでは隠れないほどあいていたので、床見切りをつけました。
苦肉の策でした。
押し入れ、襖を解体してクローゼットにする場合は枠が変わるので隙間問題は出ないです。
畳を上げると床はコンクリートでしたので、モルタルでレベル調整しました。

和室とリビングの段差をなくしたいとのことで、既存の敷居、襖は解体撤去して、
新しい2枚引き分け扉（上吊り）を設置しました。

クロスは各部屋お好みに合わせて変えられました。
キッチンは作業していて楽しい気分になれる、お好きな柄物をお選びになりました。
和室は寝室になるので、くすんだ黄色で落ち着いたイメージに。和室の障子や襖紙の自然な素材にマッチしています。
個室になる洋室1部屋は白地に星柄のクロス
トイレは入った正面の壁を落ち着いたピンクのアクセントクロスにされました。温かみがあります。
洗面所はベージュの花柄模様のクロス。
玄関・廊下・LDはホワイトの無地にしました。他の部屋が柄物が多いので、明るく落ち着いたイメージになるようにしました。

フローリングはなるべく既存の扉の色に近いものにしました。

築28年の中古マンションですので、交換している部分もありましたが、全体的に痛みや汚れなど経年劣化していました。
全て交換できればよいですが、ご予算、生活に合わせて優先順位をつけてリフォーム内容をご提案させて頂きました。

とてもきれいになったと喜んでいただけました。